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命の脈動 ~心臓のはたらき~

  • 心臓の大きさは握りこぶし大
  • 心臓で重要な役割を果たす左心室
  • 心臓病はどんな病気?

心臓の大きさは握りこぶし大

心臓は心筋と呼ばれる特別な筋肉でできた丈夫な臓器で、全身に血液を送るポンプの役割を果たしています。大きさは握りこぶしくらいのものです。左胸に手を当ててドキドキと感じられる心臓の鼓動は1分間に70回くらい拍動するといわれています。

また、心臓からは一回あたり70~80mL程度の血液が押し出されます。つまり1分間に5L程度の血液を体中に送り出していることになります。このように心臓は常に休むことなく働き続けているのです。

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心臓で重要な役割を果たす左心室

図

心臓には4つの部屋があり、右側半分に「右心房」「右心室」、左側半分に「左心房」「左心室」があります。

心臓(左心室)から送り出された血液は、酸素や栄養素を全身に運搬し、心臓(右心房)に戻ってきます(循環時間は約20秒)。

その後心臓(右心房)に戻ってきた血液は肺に送られ、酸素をいっぱい取り込んでから心臓に戻り、再び左心室から全身に送られます。

このように全身へ血液を送るポンプ機能を果たす左心室にはとても大きな負担がかかります。テルモが開発した人工心臓はこの左心室のポンプ機能を補助するタイプです。

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心臓病はどんな病気?

日本人の心臓病患者数は着実に増加しており、現在ではガン(悪性新生物)に続いて死亡原因の第2位となっています。この要因は食生活の欧米化が進むとともに、生活習慣病といわれる高血圧・糖尿病など、心臓病の危険因子である患者数が増加していることも要因として考えられます。

心臓病の中でも、最近増えているのが狭心症や心筋梗塞です。心臓の筋肉に酸素と栄養を与えている血管(冠動脈)が狭くなって必要な血液が十分送れなくなった状態を「狭心症」、さらに血管が詰まり、酸素、栄養が不足し心臓の筋肉が死んでしまう(壊死)状態を「心筋梗塞」といいます。

また、心臓の筋肉自体が変化し、心筋が極端に厚くなったり、逆に心筋が薄く伸びて収縮が弱くなる場合があります。特に後者は心臓が著しく拡張してしまうため「拡張型心筋症」と呼ばれています。このように心臓の病気が悪化し、心臓機能が十分果たせなくなった状態が「心不全」です。

重症化した場合には、心臓移植しか治療の選択肢が残されていません。このような重症心不全の患者数は、米国では5百万人おり、毎年増加しています。世界全体では患者数は米国の2~4倍と言われています。

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  • 聖域への挑戦 ~人工心臓の歩み~

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